料理のできる奥さんになりたい、料理なんて誰でもできる、そう思って挑んだ新婚生活、しばらくすると、毎日のごはん作りは正直面倒くさい、割に合わない、想像より難しい、と思ったことはありませんか。
家庭料理の作業を分けてみた
- 献立を考える
- 冷蔵庫に入っている食材を把握する
- どこのスーパーが安いか調べる
- 家族の健康を考える
- 買い物に出かける
- 値段を見ながら買い物
- 荷物を持って帰宅
- 買ってきたものを適切に仕舞う
- レシピを探す
- 調理する(食材を洗う、むく、切る、火を入れる、味付けをする、味見をする)
- 食器を洗う
- 食器を拭く
- 食器を片づける
- 器を選ぶ
- 盛り付け
- キッチンまわりの片付け
- 食後の片付け
- 余った料理や食材をしまう
- 調味料の在庫や賞味期限確認
すごいタスク量ですね。
これを3×365日、お弁当まであると×いくつでしょう?
本当に大変です!
しかも2、3人の家族の為だけにこの作業量です。割に合いません。
食べるのは一瞬。夫は無言。子供たちは残す。
報われない、、、そう思っても当然です。
料理好きな方でしたら楽しめるのでしょうけれども、みんながそうではありません。
思い描く家庭料理像は、過去のもの
自分の育った家庭のように、3食おうちでごはんを食べる。そんなことを無意識に当然と思っている人は多いのではないでしょうか。少しワークをしてみましょう
ワーク1
・あなたの育った家庭では誰がごはんを作っていましたか?
・その人は仕事をしていましたか?
・どんなものを食べていましたか?
ワーク2
・あなたの理想とする家族の食事時間、環境、内容はどんなものですか?
・あなたの一日のタイムスケジュールを簡単でいいので書いてみて下さい。
書けましたか?あなたの育った家庭と、あなたがこれから作りたい家庭はまったく別物なことがわかるかと思います。あなたの母は、専業主婦だったかもしれませんし、仕事は時短だったかもしれません。祖母の料理を手伝ってきて、結婚当初から料理が当たり前にできていたのかもしれません。あなたはどうでしょうか。母とキッチンに立った記憶が無い人もいるかと思います。環境もスタート地点のレベルも異なりますね。
では、先程ワーク2で上げた、理想の家庭像を叶える為に、何をしていきましょうか。
ワーク3:食事で大切にしたい価値観に、優先順位をつけてみましょう
・あなたやあなたの家庭にとって食事について大切だと思うことを上げて下さい
・それに優先順位をつけてみてください
例
①家族の健康 ②愛情 ③コミュニケーション ④家計管理
日本の家庭料理は他の国と比べて豪華
私たちの想像する家庭料理は、1汁3菜かと思います。カレーの日だとしても、ごはんを炊いてカレーを作って、サラダも付けてと、何かと皿の数が多く、手をかけるイメージです。
ピザを温めて出すだけ、チーズを切ってバケットと食べるだけ、朝食にドーナッツとコーヒーだけ、毎食外食。など諸外国の家庭料理は買ってきたものを出すだけだったりします。
テレビや雑誌、SNSに出ている料理好きな人たちの話は参考程度に聞き流しましょう。劣等感を感じる必要はありません。うちはうち、よそはよそです。家に包丁があるだけでも立派なものです。
外食、お惣菜、レトルト、冷凍食品、配達を利用していいんです
先程ワークでつけた優先順位を見返してみてください。毎日の食事は手作りではなくても良いのではないかと思えてきませんか。食事の為に辛い気持ちになるのなら、本末転倒です。
少し時間や気持ちに余裕があるのなら、買って来たものをお皿に移して食べればいいですし、洗いものを増やす時間が惜しいならそのまま食べたらいいんです。
それでも家庭料理がいい理由
それでも家庭料理がいい理由を上げてみますね。
- 家庭の味というものは家族の絆を深める
- 子供にとって家庭の味は土台になる
- 食育
- 愛情が伝わりやすい
- 食事を通してコミュニケーションが取れる
- 好きな味付けで作れる
- 健康の為に、減塩、無添加にできる
- 調味料を高級なものやこだわりのあるものにできる
- 食材を選ぶことができる
- 安心して食べられる
- 上手にやれば食費をおさえられる
- 日本文化や習慣を楽しめる
どんなにまずくても食事を作ってもらうのは嬉しいですし、家庭の味というものは心に残ります。大変かと思いますが、とても意味のある家庭の仕事です。あなたの家庭の味と家族の丁度いいバランスで食事を楽しめるようになりますように。
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